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炎の画家 Vincent van Gogh ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ

本日7月29日はゴッホが亡くなった日です。
ゴッホについては以前のブログでも書きましたが(※諸聖人の日とヴァン・ゴッホ
今日は命日という事でゴッホを偲びもう少し詳しくお話したいと思います・・・。

ゴッホは日本でも大変人気のある画家ですが生前は1枚しか絵が売れませんでした。
そしてその唯一の絵も彼本人は絵が売れた事実を知らなかったと言われています。

オランダ出身でベルギーとも深い係わりがありました。
そしてパリ万博後のフランスに於いて強いジャポニズムの影響を受けたとされて
います。

ゴッホの作品ですが背景には浮世絵の様な着物を着た女性が描かれています。

ゴッホは日本画に深い感銘を受け、そこに描かれている光を求めてパリを離れ
プロヴァンスに向かいました。プロバンスの降り注ぐ太陽に日本画の光を重ね
合わせていたのです。しかしそこで事件が起きます。
ブルターニュからアルルに呼び寄せた親友ゴーギャンとの共同生活に破綻をきたし、
なんと自らの耳を切り落としてしまったのです・・・!

その後に描かれた肖像画です。耳には包帯が巻かれ事件の生々しさを伝えています。
※ここでも背後には着物の女性と富士山が描かれています。

彼はこの数年後、精神科医のガッシェ医師を頼って移り住んだパリ郊外の小さな村で
自らの命を絶ちます。なんと37歳という若さでした。
画家になったのは二十歳を過ぎていましたので、ほんの十数年の画家生活です。
それでも彼は多くの作品を残しました。しかし当時は無名画家でしたので
ゴッホがお礼に自らの作品を知人にプレゼントしても、その知人は作品のやり場に
困り、犬小屋の下に敷いていた事も有ったそうです・・・(>_<)

ゴッホを思う時、貧しさとどうにも思うようにならない人生しか浮かびません。
そして何時も人の愛に飢えていました・・・。その強すぎる愛情ゆえに
ゴーギャンとの事件も起きてしまったと僕は思います。

ゴッホには大変仲の良い弟のテオがいました。テオは生前画商をしていて
兄ゴッホを金銭面でもサポートしていましたが、37歳でこの世を去った兄の
後を追う様に暫くしてテオも亡くなっています。
現在、パリ郊外のオーベル・シュル・オワーズ村の小高い丘の上の墓地には、
ゴッホとテオが仲良く並んで眠っています・・・。
炎の画家と呼ばれ、37年間の波乱万丈の人生を送ったゴッホですが最愛の
弟テオとこれからも安らかにお眠り下さい・・・合掌

author:しげ, category:美術&絵画, 22:49
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巨峰!巨峰!!巨峰!!!

ご報告が遅れてしまいましたが25日の朝日新聞さんに当レストランのデザート
を掲載していただきました。 (朝日新聞の長野県版だと思います)

2週間ほど前の取材で、何時のどんな覧での掲載かも解らずにいたところ
本日のランチにご来店下さったご常連のお客様に教えて頂きました・・・^_^;

中野市は巨峰の生産量は全国でもトップクラスを誇り、今回はその巨峰が
テーマ食材でした。
ご用意したデザートは巨峰の皮でアンフィゼしたジュに巨峰を漬け込んだ
物とそのジュレ。それから皮ごとパコジェットにかけた100%巨峰のソルベ
です。調理法を変えた3種の巨峰です・・・!
巨峰尽くしのデザート。巨峰!巨峰!!巨峰!!!をご用意しました。
・・・今現在はレストランでお出ししていませんが露地物が出回る初秋には
ご用意したいと思います。どうぞお問い合わせ下さい。

author:しげ, category:イベント&お知らせ, 23:09
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文化を伝える

今日はは長野調理師専門学校で今年度二回目の特別講習がありました。

今回はプラが信州サーモン
デセールがバナナのパルフェとキャラメル・ムースです。

常勤の先生たちとは違う内容の講義が出来ればと思い、資料になりそうな
書籍を何冊か自参しました。

左からフランス人料理人のミッシェル・オリビエさん監修の子供の為の料理本。
美食大国フランスでは子供向けの料理本も中々ユニークな物があり楽しくなります。
二冊目はラルース出版、フランス・テロアール500ルセット。
フランスは各地方にそれぞれ特色があり、各地のテロアール(大地)に根差した
特産物や伝統料理の集合体が現在のフランス料理の基礎になっています。
フランス料理は気候風土によって時間をかけて作られた素晴らしい文化なのです。
そして最後は皆さんもご存知、ミシュランガイドです。
フランスの自動車タイヤメーカーがより多くのドライブでタイヤの消費を促進
させようと考え出された苦肉のガイドが、今や世界一有名なグルメガイドに成長
しました。こちらもグルメ大国フランスの紛れもない文化です。

僕自身はフランス本国で実際に修行をした事も無ければ、ベルギーでの修行も帰国後
20年が過ぎようとしています。今では2〜3年に一度のフランス旅行がフランス
文化を体感出来る限られた機会になっています。
これからも生徒の皆には少しでも多くのフランスのメインカルチャーであるフランス
料理を大事に伝えていければと思います・・・!

author:しげ, category:食育&料理教室, 22:38
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初夏のみゆき野

先日の火曜日は7月最後のお休みでしたので(来週は調理師学校、再来週は
長野県カルチャーセンターで授業があります)中野市のお隣、飯山市まで
出掛けて来ました。
先ずは老舗お鮨屋さんでランチをした後、ケーキ屋さんでティータイムを
楽しみました。
平日だと言うのに喫茶スペースは満席で順番待ちの大盛況です。

僕はモンブランでマダムは抹茶ムースをオーダー。
ここのお店では教え子の女の子が働いています。笑顔で元気一杯に仕事を
こなしていました・・・^^

飯山市は大変雪の多い地方で「みゆき野」とも呼ばれています。
そしてここみゆき野では来年開業予定に向けた、北陸新幹線の工事の追い込みです。

新飯山駅

ほぼ完成で後は正面玄関のロータリーなどの整備を残すのみです。
今年中には試運転も始まると聞きました。
開業後は新幹線ご利用のお客様は飯山駅がミューズの最寄り駅になります。
レストランからはおよそ20分です。遠方からのお客様も益々便利になります。
シャンブル・ドットをご利用頂き北信濃を思う存分お楽しみ下さい・・・^^

author:しげ, category:休日, 15:52
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今年のテーマは卵です・・・(^O^)

海の日の三連休。シャンブル・ドットご利用のお客様にもご来店頂き、
大変忙しくさせて頂きました。
感謝・感謝です。どうもありがとうございました・・・!

さて本日のお知らせは毎年恒例の夏休み食育セミナーのご案内です。
今回のテーマは「卵」です〜!

命を食べると言う壮大なテーマの中で、僕たちが毎日食べている身近な食べ物で
先ず最初に思い浮かんだのが卵でした。
小3のカズマにも質問しましたが、鳥の子供がひな鳥でその前が卵だと言う事は
理解していました。・・・でも「何時も食べている卵は本当はひよこになるの?」
と、問いただしたところ答えは・・・???でした。
小学校低学年では漠然としている(命を頂く)と言う事がもう少しリアルに感じて
もらえる切っ掛けになれればと考えています。

日時:8月5日(月)午前9時〜
内容:和洋各種のお料理から卵についてもっと知ろう。
参加者:中野市近隣にお住まいの小学生。※必ず親子でご参加下さい。
会費:¥1,000
講師:関澤賢治(せきざわ)上松卓(旬采懐石・吟)レストラン・ミューズ
   藤沢勉(セルクル)森山誠二(ラ・ステラ)

飽食が叫ばれるこの時代に、健康・安全で人や地球にも優しい「食」を僕たち大人も
子供たちと一緒に勉強していきたいと思います・・・!
  
  

author:しげ, category:食育&料理教室, 23:54
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イケメン モディ・・・。

今日7月12日はエコール・ド・パリを代表する画家のひとりでもある
モディこと、アメディオ・モディリアーニの生誕の日にあたります。

絵画鑑賞が趣味だった僕はベルギー修行時代に、休みの日によく美術館に
足を運んでいました。そしてフェルメールやゴッホと並び大好きな画家の
ひとりがモディでした。

こんな本も日本から取り寄せて読んでいました。

アンドレ・サルモンと言う人が書いた物を翻訳してあります。
学生時代からあまり読書が好きでなかった僕が購入して何度も読んだのだから
よっぽどモディが好きだったのだと思います・・・!

この本の中に出て来る一節です。
・・・「2人とも若かった。僕らの唯一の財産といえば未来と情熱だけだった。
意欲と憧れと燃えるような情熱が身体を駆け巡る夢中の日々と言ってよかった。
未来の計画も軌道も漠然としていたが、それでも青春のみずみずしさが消えない
うちは、誇りに満ちた喜びの中に貧しさを克服していた・・・。」
イタリアのトスカーナからパリに出て来た、貧乏青年画家と長野の田舎から
ベルギーに料理の修業に来た自分を勝手に重ね合わせていました・・・^^
モディは残念ながら35歳の若さでこの世を去ってしまいましたが多くの
素晴らしい作品を私達に残してくれました・・・。

モディリアーニといえばやはり肖像画や裸婦が有名です。

僕が一番最近見たモディの肖像画です・・・。(モディ&カズマ・・・!?)
とても良い作品でした。

※・・・本にはモディの顔写真もあります。

大変ハンサムでフランス女性にはモテモテだったようです!
・・・そこもモディが気になった理由かもしれません・・・^^

author:しげ, category:美術&絵画, 22:51
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収穫と採取・・・!?です^^

本日は七夕です・・・。
昨日は関東甲信越地方に梅雨明け宣言が出されましたが
・・・でも何だかお天気があまり良くありません (-_-;)
※気象庁さん本当に梅雨明け!?

それでも雨が上がるのを待ってジャガイモの収穫をしました。
今日掘ったのは「インカのめざめ」です。

取りあえずはジャガイモ初栽培でしたので500グラムほど植えて、こんな
感じになりました。発芽しなかったのは一本で虫にも食べられていませんでしたので
先ずは大成功です・・・^^
メークインは倍の1キロ植えましたので、こちらの収穫も様子を見ながら
近い内に行いたいと思います。

そしてこちらは今シーズン初採取です。

MUSEの駐車場の明かりに夜になるとクワガタくんが集まってくるのです。
多い時は一晩で5〜6匹。中にはカブトムシが飛んでくる時も有ります。
・・・正直、僕はクワガタを含め虫(羽音)が苦手ですがカズマは大喜び!!
皆さんもお子様連れでディナーにご来店の際は、もれなくクワガタが付いて
くるかもしれませんので虫カゴをお忘れなく・・・!(^^)!

author:しげ, category:ミューズ自家菜園, 20:49
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[MUSE・2013夏の収穫祭] 近日開催しま〜す・・・!!!
ミューズでは昨年秋から無農薬・有機栽培で大事に育てていた野菜&フルーツの
収穫に合わせて収穫祭を企画しました。
この機会に初夏の恵みを是非お楽しみください。

期間
:7月5日(金)〜7月22日(月)
料金:ランチ¥2,500(税込)  ディナー¥3,500(税込)
内容ランチコース
   スープ(冷製ポタージュスープ)、メインディッシュ(若鶏のロティ
   新ニンニクのソース)デザート(ブルーベリーのパルフェ) 
   ※コーヒー、自家製フランスパン付き
   ディナーコース
   ランチコースに本日の前菜を加えた全4皿です。
使用予定食材
ミニキャロット、ほうれん草、トウモロコシ、ニンニク、プティトマト
ジャガイモ、ミニキュウリ、アスパラ菜など。
フルーツは以前より栽培していてミューズ・ガーデンに移設したブルーベリーです。

土壌作りから少しずつ初めて今年初収穫を向かえた大地の恵みです。
皆さま北信濃のミューズのテロワールを是非お楽しみ下さい。
ご予約お待ちしています。

今シーズン初収穫のミニキュウリです。

早速コルニッションを作りました・・・
author:しげ, category:イベント&お知らせ, 11:31
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