- 世にも奇妙な・・・? アトミウム・・・??
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2013.01.29 TuesdayJUGEMテーマ:ベルギー先日CNNのウェブ・ニュースでヨーロッパの奇妙な建築物ベスト11と言う
記事が有りました。そして栄えある一位に選ばれたのがアトミウムです・・・!!
アトミウムは、今からおよそ50年以上昔の1958年のブリュッセル万国博覧会の時に
造られた建造物で近未来をイメージし、鉄の原子構造をデザインしたモニュメントです。
高さは103m。それぞれの球体は直径18mです。9つの球体とそれをつなぐチューブの
中には、エスカレータが通っていて、最上部の球体へはエレベーターで登る事が出来ます。
エレベーターの天井はこんな感じでガラス張り。臨場感タップリです〜(^0^)
最上部です。
フロアーが上下に分かれていて下は展望台。上はレストランです。
現在のレストランはカジュアルですが、オープン当初は黒服の神士が
立っていておごそかにゲストをお迎えしていた様です。
※日本人のキュイジニエも働いていたそうです。
展望台からの眺めです。
画面左下がミニ・ヨーロッパでEU各国の代表的な建物が1/25スケールで造られた
アミューズメント・パークです。
(ミニュチュア・パークの元祖はオランダ デン・ハーグのマドローダムが有名です)
その上、黄色いチューブの様な建物が同じ公園内にある室内プールです。
そしてその横の大きな建物が映画館。オープンして25年ほどだと思いますが
当時では画期的なシネコンでした。レストランが入ったフード・コートはもちろん・・・、
メトロの駅も併設されています。※画面右下にちょうど電車が入って来ました^^
・・・更に画面上部がサッカー・スタジアムです。
ここは1985年にヘイゼルの悲劇が起きた悲しい歴史があります。
そして僕はそのヘイゼルスタジアムの画面右奥の辺りにあるアパートメントに
1991年〜1992年の一年間ほど住んでいました。
アトミウムは近くに住んでいた時は遠くから眺めるだけで
(アパートメントのキッチンからも良く見えました)実は一度も中には入った事が
ありませんでしたので今回が記念すべき初搭乗でした・・・^_^;
機会がありましたら皆さんもこのヨーロッパいち奇妙な建物を訪ねてみて下さい。
(ウェルカムの文字がお出迎えしてくれます・・・。)
CNNの記事です
↓
http://edition.cnn.com/2013/01/18/travel/europe-bizarre-buildings/index.html
- お誕生日・・・。
- 美食の国で歴史を味わう・・・ラ・ピラミッド La Pyramide Vol.2
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2013.01.24 Thursday
さて前回に引き続きレストラン ラ・ピラミッドのご案内です。
先ずは数分間、メニューと睨めっこ!
ア・ラ・カルトではなく、「ローヌ渓谷の冬」というメニュー(3プラ&デセール)をチョイス
カズマはア・ラ・カルトで仔牛を選びました。
ワインはもちろんローヌ。クローズ・エルミタージュの白1/2本をオーダーしました。
テーブル・フラワー
お花のセッティングにもセンスが感じられます・・・。
先ずはアミューズ・ブーシュ4種
パン4種
乳飲み仔牛のロースト、数種の野菜添え
こちらはカズマ、オーダーの一品です。ひと口も食べさせてくれませんでした・・・涙
そしてこの仔牛のお料理が僕の前菜よりも早く出て来たのには少々ビックリしました。
※子供のお料理を最初に出すのは当然かもしれませんが、個人店ではなかなか
出来る事では有りません。
アントレはフォア・グラのテリーヌ。地元ローヌ特産のシラー種の赤ワインで
マリネしてあります。
ポアソンは撮る前に食べちゃいました〜(笑)
サンドルのポアレにクネル。エクルビスを添えてソースもビスク。
お店の定番料理の素材構成と思われます・・・。
プラは仔羊
仔羊には相性抜群のスムールを添えて、ジュ・ド・アニョーのソースは別出しです。
コースにはシャリオのフロマージュも含まれます。
マダムの説明を聞いていますが・・・、なんとシャリオはもう一台!
どれもこれも興味津々で食べてみたいのですが・・・、
ここは欲張らずに3種類をチョイス (^_^;)
地元のローヌ産でお勧めのシェーブルとウォッシュ。後は僕が大好きなエポワスを
お願いしました。
そしてデザート
リンゴのコンポートにカダイフを巻いてありました。
生姜風味のキャラメル・パルフェなども添えて有ります。
食後のエスプレッソ&プティフール
お砂糖も4種類
そして、なんとなんと・・・、
ガレット・デ・ロワのプレゼント・・・!しかも丸ごと一台・・・!!
「お召し上がりになりますか、お持ち帰りになりますか?」と聞かれましたので
「お持ち帰りで!」とお願いし箱に入れてもらいました。
ガレット・デ・ロワとは1月6日のエピファニーか第一日曜日に食べるイエス・キリストを
お祝いするお菓子です。そして僕たちがレストランに行ったのは1月6日の日曜日で、
何年間に一度しかないエピファニーと第一日曜日が重なる大変おめでたい日だったのです。
エピファニーについての詳しい説明はこちらからご覧頂けます
↓
ミューズ・ブログ
とっても楽しくて大変勉強になる充実のランチになりました。
シェフ、そしてスタッフの皆さんありがとうございました・・・^^
おまけ・・・、
前回のブログでもご説明しましたがレストラン ラ・ピラミッドはムッシュ・F・ポアンが
開いたフランス料理史でも偉大なるお店です。今ではその面影も薄く現オーナーの
ムッシュ パトリック・アンリルーのレストランになりました。
しかしお食事後の最後の最後にムッシュ・F・ポアンの文字が・・・!
これは会計後、ガレット・デ・ロワを大事そうに持って席を立った僕たちを見て
メートルのムッシュが用意してくれた紙袋に書いてあった文字です。
こちらも嬉しいプレゼントになりました・・・!
Restaurant La Pyramide
14Boulevard Fernand Point 38200 VIENNE
☎ 04 74 53 01 96
ア・ラ・カルト 100€〜 メニュー 115€〜
定休日:火曜・水曜日 (8月・2月バカンス)
http://www.lapyramide.com/
- 美食の国で歴史を味わう・・・ラ・ピラミッド La Pyramide Vol.1
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2013.01.21 Monday
Restaurant La Pyramide (レストラン ラ・ピラミッド)
フランス・リヨン郊外のローヌ地方の入り口、ヴィエンヌの町にあるレストランで
20世紀のフランス料理史を代表する名店です。
現在のレストランはパトリック・アンリルー氏がオーナー兼シェフを務めていますが
このお店が料理史において避けて通る事の出来ない名店であるのは、
名シェフ・ムッシュ・フェルナン・ポアンのレストランであったからです・・・。
ムッシュ(以下M)フェルナン・ポアンは「若者よ、故郷に帰れ。そして
その町の市場へ行き、その町の人のために料理を作りなさい。」と言う名言とともに
今日では当たり前のように叫ばれているテロワール(大地・地産)を提唱していました。
そしてポール・ボキューズやトロアグロ兄弟、アラン・シャペルといった錚々たる
シェフを排出したのです。
M・ポアンの死後はマダム・ポアンが長年に渡り三ツ星を維持し続けていた事でも
有名です。その後は現在の店主パトリック・アンリルー氏が同店を買い取り現在の
レストランになっていますが、店名のラ・ピラミッドの名はそのまま引き継いでいます。
ヴィエンヌ駅
駅前のロータリー
ロータリーの先の交差点を左に折れ徒歩、10分弱で目指すレストランの通りに出ます。
BOULEVARD FERNAND POINT (ブルーヴァード・フェルナン ポアン)
ラ・ピラミッドが有る通りの名前です。M・ポアンの名が通り名に掲げられています。
※偉大な功績を残した偉人などは通りの名前として残されたりします。
そしてフランスでは住所を探す時、通り名が大変重要なのです。
レストランの前の広場には古代ローマ遺跡があり、それが店名のピラミッドに由来します。
正面入り口
向かって右側がレストラン・ガストロノミーで左側がホテル。
正面がラウンジ&ブラッスリーです。
中庭は大変良く手入れされ、夏にはテラスも出ます。
そして外観とは打って変わって、内装はモダンな感じに一新されていました。
・・・少なくとも10年ほど前の写真とは大きく変わっています。
いよいよこのエントランスの先、自動ドアの向こうでフランス料理の歴史を味わいます!!!
・・・スミマセン。前説が長くなりました・・・^_^;
お料理は次回のブログでご案内します。
- Durbuy デュルビュイ
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2013.01.18 FridayJUGEMテーマ:ベルギー
今回はベルギー、ワロン地方の小さな街をご案内したいと思います。
Durbuyデュルビュイは人口500人たらずの世界で一番小さな街と言われ
ウルト渓谷のウルト川沿いにあります。
僕たちが行ったのは1月2日。オフシーズンでひともまばらでしたが、ハイシーズン
になると観光客で大賑わいのようです・・・。
路地の奥のお店は街で有名なアルデンヌ・ハムのお店です。
ランプ屋さん・・・?
古い石畳が大変良い雰囲気です・・・(^0^)
古い建物はこんな風に修復しながら街を大事に保存しています。
こちらは街で一番有名なレストラン(ル・サングリエ・デ・ザルデンヌ)
ミシュランで☆も獲得したりしています。
街の中心には広場が有り、クリスマス・マーケットが開かれていました。
子供が喜ぶ物は万国共通です・・・^^
アルデンヌ・ハム専門店
駄菓子屋
マカロンはここでも大人気。
特設スケートリンクがあり子供達が楽しんでいました。
雪のあまり降らない北ヨーロッパの街ではこんな光景を良く見かけます!
子供たちがウィンター・スポーツを楽しむ数少ない機会です・・・。
そしてランチはこちらのお店で・・・、
店員さんお勧めのデュルビュイの地ビールに・・・、
シコン・グラタン・・・!!!(!マーク三つ)
ベルギーと言ったらやっぱりこれです。
シコンは日本で言うところのアンディーブ。
※アンディーブはベルギーが原産で地元ベルギーではシコンと呼ばれて
いろいろな料理で楽しまれています。
ブレゼ(蒸し煮)にしたシコンにハムを巻きホワイト・ソースとチーズをかけてグラタン
にした料理です。こちらのお店はポム・ピューレも添えて有りました・・・^^
こちらの街はベルギー在住時代には一度も来た事が無かったので、とっても有意義な
ひと時を過ごす事が出来ました・・・。
こちらからデュルビュイの詳しい情報がお楽しみいただけます。
↓
Durbuy デュルビュイ
- 成人式と祝20年・・・・・!
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2013.01.14 Monday
今日は成人式でした。晴れて二十歳を迎えられた皆さん
おめでとうございます。
今回成人になった皆さんが生まれた1993年を思い出したら
僕がベルギーでの料理修業から帰国した年でした。
そしてなんと帰国したのは1993年1月14日でしたので
今日で丁度、日本帰国20周年になります。(自分でもビックリしました)
Restaurant BARBIZON (レストラン・バルビゾン)
以前にブログ内でもご紹介していますが、帰国前にお世話になっていた
ブリュッセル郊外のレストランです。あれから20年。
今は体重が6キロほど、そして白髪と家族が増えました!
この先10年、20年レストラン・ミューズが発展していけますよう、これからも
頑張っていきたいと思います。どうか皆様これからも宜しくお願い致します。
- Parisのメトロ
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2013.01.11 Friday
新年明けましておめでとうございます。
年も明け10日が経ちましたが、レストラン・ミューズも本日より営業開始です。
どうぞ皆様、本年も宜しくお願い致します・・・。
さて新年第一回目のブログはパリのメトロ(地下鉄)のお話です。
フランス、パリのメトロは1900年のパリ万博に合わせて開通した世界で二番目に
古い地下鉄です。
最初に開通したのは現在の1号線でパリのメインストリートのシャンゼリゼ通り、
コンコルド広場、ルーブル宮などの真下を通っています。
僕が知る限り数年前まではなんと車輪ではなく、タイヤを付けて走っていました!
※画像は2008年の物です。駅はバスティーユ。
大きなタイヤがお分かりいただけますか・・・!?
しかし現在では私達日本人もビックリの新しい車両に変わっています。
パリの地下鉄の扉は未だに手動式が多い中、こちらは全自動。ホーム落下防止の為か
ホーム自体にも壁&扉が付いています。
そして車両内は、電光掲示板で到着駅が写しだされます。
私達日本人には当たり前の事ですが・・・、
こんな風に現在の時刻。そしてこの先止まる駅。更に何とその下には最寄りの
主要駅までの所要時間まで映し出される細かさです・・・!!!
(もちろん現在の時刻も正確です。これが意外に大事 ^^ )
路線にしてRER線を除いた14本が走っていますが僕が知る限りここまでキレイなのは
まだ1番線と14番線・・・!?きっとこの先どんどん整備されていくことでしょう。
(後はスリが居なくなれば旅行者にとっては最高です!)
・・・おまけ・・・
地下鉄入口はこんな感じで、アール・ヌーボーがとても美しいです。
そして構内はタイルの所がほとんどです。
大きな広告もパリの風物詩です。
今回はパリのメトロねたでした・・・。